目次
- はじめに:なぜ「フラフラ」するのか?
- 1. バランス感覚が悪いとどうなる?知っておきたいデメリット
- 2. 平均台が苦手な根本原因と解決の「コツ」
- 3. 【運動教室発】子どもの体幹・バランスを伸ばす段階別トレーニング
- 4. 姿勢を安定させる「体幹」を鍛えるメリット
- 5. まとめ:子どものやる気を引き出す遊び方
はじめに:なぜ「フラフラ」するのか?

公園にある平均台。あなたのお子様は、上手に渡り切れていますか?
「うちの子、何だかフラフラして今にも落ちそう…」
「もしかして、体幹が弱いのかな?」
このように心配になる親御さんは多いはずです。一方で、「まあ、うちの子は慎重なだけ」と、バランス感覚の重要性を見過ごしているご家庭もあるかもしれません。
実は、この「フラつき」は、単に平均台が苦手というだけでなく、お子様の運動能力の土台に深く関わっています。子どもの運動神経を伸ばす第一歩として、バランス感覚の重要性を改めて確認しましょう。
1. バランス感覚が悪いとどうなる?知っておきたいデメリット
バランス感覚が良いに越したことはありませんが、具体的にバランスが悪いとどんなデメリットがあるのでしょうか?
すぐに転ぶ・怪我をしやすい「転倒リスク」
バランス感覚が悪いと、まず転びやすい子になってしまいます。走っている時も、ちょっとした段差でもフラつきやすいのです。さらに、転んだ時にとっさに手が出ないと、顔や頭をぶつけて大きな怪我につながるリスクも高まります。
走るのが遅い・姿勢が悪い!スポーツの土台が崩れる
体幹や下肢(脚)の筋力が弱いと、力が効率よく伝わらず、速く走ることができません。また、バランスを取るコツを知らないと、きれいなフォームを維持できず、結果として運動能力全般の伸びを妨げてしまいます。
機械体操のような競技をしていない子でも、下肢・体幹の筋力とバランス感覚は、すべてのスポーツの土台として不可欠なのです。
2. 平均台が苦手な根本原因と解決の「コツ」
お子様が平均台を苦手とするのは、主に以下の3つの原因が考えられます。
| 原因 | 解決の方向性 |
| 原因その1:下肢の筋力不足 | バランスを支え続ける脚の力をつける |
| 原因その2:姿勢を保てない「体幹の弱さ」 | 良い姿勢を維持するための体の軸を鍛える |
| 原因その3:バランスを取る「コツ」を知らない | 「正しい体の使い方」を親子で学ぶ |
特に大切なのは、バランスを取るコツ(良い姿勢)を知ることです。コツを掴んでいる子は、無駄な力を使わず、きれいなフォームで速く走ることもできるようになります。
3. 【運動教室発】子どもの体幹・バランスを伸ばす段階別トレーニング
それでは、運動教室を運営する私が実践している、お子様が上手にバランスを取れるようになる段階的なトレーニング方法をご紹介します。
STEP 1:土台作り – 家庭でできる「バランスストーン」練習のコツ

まずは、床から少し高さのあるバランスストーンなどを使って練習を始めましょう。
最初は、親御さんがお子様の手を握ってしっかりとサポートしてあげてください。ポイントは、ただ手を離すのではなく、徐々にサポートを減らしていくことです。
💡親の「補助の手」と「声かけ」が成功の鍵
補助をする時は、「手を離すよ」「自分でやってごらん」といった前向きな声かけが大切です。手を離してもバランスを崩しそうになったらすぐに支えられる距離を保ち、「できる!」という自信を育みましょう。
STEP 2:軸の習得 – 驚くほど安定する「片足立ち」の魔法

我が子やスクールの生徒たちにも、必ずさせているのが「片足で立つ練習」です。
これは、体の「軸」を感じるための非常に重要なステップです。
頭を足の上に置く!きれいな姿勢の作り方
誰でも簡単にできるコツがあります。「気をつけ」のきれいな姿勢から、足の真上に頭(頭頂部)を置くイメージを持つだけで、体全体のバランスが驚くほどきれいに取れます。この感覚を覚えさせましょう。
STEP 3:実践チャレンジ – 幼児用平均台を攻略する補助の進め方

次に、いよいよ幼児用平均台にチャレンジします。ここから難易度がグッと上がります。
- レベル1:初めは手を持って歩く。まだ3歳未満児など「落ちたらいけない」という概念が薄い時期は、親が手を持って平均台の練習を始めます。(年少さんの終わり頃になると、徐々に落ちずに渡れる子が増えてきます。)
- レベル2:手を離すが「バランスを崩しそうになったら(補助の)手を使ってね」と声かけをし、いつでも手を差し伸べられる距離で一緒に歩きます。
- レベル3:補助なしで横について歩く。最後は何も補助をせず、横について歩くだけにします。(これは万が一転倒しそうになった時に支えるためのお守りです。)
一歩一歩きれいな姿勢を意識させながら、「ゆっくり、ゆっくり」進むことを促してあげましょう。
4. 姿勢を安定させる「体幹」を鍛えるメリット

さらに安定してバランスを取るためには、体幹(体の中心)を鍛えることが非常に有効です。
バランスを崩しても立て直せる修正力が身につく
体幹は、手足の筋力の補助をしてくれるだけでなく、きれいな姿勢を保つために必要不可欠です。
平均台などでバランスを崩しそうになった時、体幹に力があれば、その力を使って瞬時に体勢を修正することができます。この修正力こそが、運動神経が良い子の持つ能力の一つです。
バランスに自信が持てるようになると、公園にある平均台のような遊具もスイスイと上手に渡れるようになります。
5. まとめ:子どものやる気を引き出す遊び方

遊びながら挑戦!少しずつ難易度を上げるモチベーション術
走ったり、泳いだり、サッカーや野球などの競技においても、バランス感覚やきれいな姿勢を持続させる力は必要です。
最後は、平均台よりも細いラインの上を歩くなど、少しずつ難しくしていくことが、お子様のモチベーションを上げるために大切です。
片足立ちできれいな姿勢を保つコツを事前に習得しておけば、難しいことにも「どうすればできるかな?」と考えながらチャレンジできるようになります。

【今日から実践】親子でバランス感覚勝負にチャレンジ!
一番大切なのは、楽しむことです!
ぜひ、親子でバランス感覚の勝負を遊び感覚でやってみてください。遊びの中で体幹バランスという分野を意識的に伸ばしてあげましょう!


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