【ハイハイしない?】「やりたい!」を引き出す物的環境と親の声掛け

運動指導

目次

1. 子どもの運動発達は繋がっている!ハイハイまでの道のり

お子さんの運動発達は、決してバラバラではなく、一つひとつが次の動きへと繋がっています。

まず、赤ちゃんが腹ばいになって手足を動かす運動は、首を鍛え、体幹を強くする土台作りです。手足を動かす経験が、筋力の向上だけでなく、体幹と手足の協調性を高めます。

そして「動きたい!」という意欲と運動能力が高まった結果として、寝返りを見せてくれるようになります。この寝返りや寝返り返りの一つひとつの運動経験が組み合わさることで、発達段階に合った動きが可能になるのです。

寝返りから、お座り、ずり這いへと進み、いよいよハイハイ、またはつかまり立ちを始める時期がやってきます。今回は、特にハイハイに焦点を当ててみましょう。

2. 【安心してください】ハイハイは必須ではない!大切なこと

我が家の長女は自然とハイハイからつかまり立ちへと移行しましたが、次女はなかなかハイハイをせず、ずり這いのまま立ち上がりそうでした。 そこで元保育士でありスポーツトレーナーの経験から、ハイハイを促す環境を与えてみました。ただし、前提としてお伝えしたいのは、「ハイハイをせずに立ってしまっても、問題ない」ということです。

ハイハイという運動がもたらすものは、脳と体幹と手足の協調性を高めること。これは素晴らしい効果ですが、この時期に絶対しなければならないものではありません。後からでも得られる能力です。 「ハイハイをせずに立ってしまった」と焦らず、お子さんの成長そのものを喜んであげてくださいね!

3. ハイハイを促す鍵は「腕の筋肉」と「環境」

では、ハイハイを促すために私が行った運動指導と環境づくりについてお話しします。 ずり這いとハイハイの決定的な違いは、「腕を曲げているか、伸ばしているか」です。

  • ずり這い:腕を曲げて進むため、主に腕の表(上腕二頭筋)を使います。
  • ハイハイ:腕を伸ばして進むため、主に腕の裏(上腕三頭筋)を使います。

大人でも特定の筋肉しか使わなくて良い環境では、その筋肉ばかりが発達します。ましてや赤ちゃんは意識して運動できませんから、親が意図的にその環境を与えてあげる必要があるのです。

4. 【実践ノウハウ】次女が成功した「階段トレーニング」のやり方

そこで私が考えたのが、ずばり階段を使ったトレーニングです。 なぜ階段なのか? それは、絶対に肘を伸ばさないと上には登れないからです。この環境が、ハイハイに必要な上腕三頭筋を使うことを強制します。

親子で実践!安全確保と「もう一歩!」を引き出す工夫

  • 一人で行う場合:階段の上に、お子さんが大好きなおもちゃや絵本を置きます。お子さんの「もう一歩前に進みたい!」という意欲を引き出す工夫が大切です。
  • 安全第一:赤ちゃんが階段に慣れるまでは転落の恐れもあるため、必ず親御さんが後ろに付き、補助をしてあげてください。
  • 夫婦で行う場合:階段の下に補助する人、上に呼びかける人を配置し、お子さんを挟んであげるとより安全で効果的です。「〇〇ちゃん、待ってるよ!」など、愛情たっぷりの声かけでやる気を引き出しましょう。

この作戦が大成功!次女は見事にハイハイをするようになり、夫婦で大喜びしました。

5. もし運動を見せてくれない時、親がすべきこと

もし、お子さんが適性月齢になっても特定の運動を見せてくれない場合は、一度立ち止まってお子さんと向き合ってみましょう。

  • 一日の活動の中で、腹ばいなどの前提となる運動が足りていたか?
  • ハイハイを促すような物的環境(段差や広いスペース)は満たせているか?

不安な場合は、夫婦で話し合ったり、専門家の方などに相談してみるのも良いでしょう。 ハイハイができるようになると、お子様の行動範囲は格段に広がります。親御さんは危険管理が大変になるかもしれませんが、子どもにとっては興味関心が持てるものが増え、自ら学ぶ最高のチャンスです。 お子さんのこれからの成長が益々楽しみですね!

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