目次
- 1. 公園の定番「滑り台」で育まれる3つの大切な能力
- 2. 恐怖心を取り除く!「楽しい」に変える声かけの3つのステップ
- 3. 【親が避けるべき】子どものやる気を削ぐ「NGな言葉かけ」の罠
- 4. 「遊具が楽しい」ではなく「パパ・ママと一緒が楽しい」が成長の原動力
- 5. まとめ:楽しい記憶が運動能力を伸ばす最大のカギ
1. 公園の定番「滑り台」で育まれる3つの大切な能力
公園遊びの遊具の中で、多くの子どもが真っ先に興味を示すのが「滑り台」です。この一見シンプルな遊びから、実は子どもの運動神経を伸ばす上で非常に重要な能力が育まれていることをご存知でしょうか。
滑り台で得られる効果は、主に次の3つです。
体幹バランスと体の使い方

滑っている間、着地に向けて体が傾かないよう無意識にバランスを取ります。また、スピードをコントロールするために足でブレーキをかけたり、着地の瞬間に合わせて立ったりと、全身の筋肉を連動させてコントロールする体の使い方を経験的に学んでいます。

空間把握能力(高低差、距離感)
階段を上ることで高低差を、滑り降りることで距離感を体で感じ取ります。これは、ボール遊びや鬼ごっこなど、他の遊びにも不可欠な能力の土台となります。
スピード感と感覚統合
滑り降りるスピード感に慣れ、体にかかるG(重力)や風、音などの多様な刺激を受け入れます。これらの感覚を処理し、適切な行動につなげる感覚統合を促します。
2. 恐怖心を取り除く!「楽しい」に変える声かけの3つのステップ
初めて滑り台に挑戦する子どもの中には、高さやスピードに恐怖心を抱く子もいます。このネガティブな感情を「楽しい!」という挑戦意欲に変えるための具体的な声かけとサポート方法を3つのステップでご紹介します。
ステップ1:親がやって見せる「楽しいよ!」アピール
子どもに滑り台への興味を持ってもらうには、まず親御さんが楽しそうにやって見せることが何より大切です。
- 声かけ例:「わー、楽しい!パパ/ママ、びゅーんって滑っちゃった!○○ちゃんも滑ってみる?」
恐怖心を取り除くための最初のきっかけ作りです。
ステップ2:安心感と慣れを促す「タッチサポート」

初めて一人で滑るのが怖い場合は、無理強いせず、安心感を与えながら徐々に慣れさせます。
- 膝の上に乗せて一緒に滑る
- 手を握って少しずつスピードに慣れさせる
- 体に触れながら一緒に降りる(高低差やスピードに慣れる)

親の温もりを感じながら「安全な遊び」だと認識させることが重要です。
ステップ3:挑戦意欲を引き出す「魔法の言葉」とは?
子どもが一人で滑り始めたときや、少し躊躇しているときに親御さんがかける言葉は、子どもの後のチャレンジ精神を大きく左右します。ここで実践していただきたいのが、「楽しい」という気持ちを代弁してあげる「魔法の言葉」です。
- NGな言葉:「怖くない?」「頑張ろうね」
- 「怖い」というネガティブな感情を意識させてしまい、子どもは「怖いのに、なぜ頑張らなければいけないんだろう」と混乱する可能性があります。
- 「魔法の言葉」例:「楽しいね!」「わぁ、速いね!」「かっこいいね!」
子どもが少しでも達成感や楽しさを感じている瞬間に「楽しい」と代弁してあげることで、子どもは「私は初めから楽しいと思っていたんだ」というプラスの感情に上書きされます。これにより、恐怖心や苦手意識を持たずに、次のステップにも果敢に挑戦できる子に育っていきます。
3. 【親が避けるべき】子どものやる気を削ぐ「NGな言葉かけ」の罠
子どものやる気を伸ばす上で、良かれと思って使ってしまうが故に、かえって子どもの意欲を削いでしまう「NGな言葉かけ」があります。
不安を意識させる言葉は避ける
先述の通り、「怖くない?」など、子どもが漠然と感じている不安をあえて言葉にしてしまうのは避けましょう。親が不安を口にすることで、子どもは「やっぱりこれは怖いことなんだ」と認識し、挑戦を止めてしまう可能性があります。
過去や他人との比較はNG
「こんなの怖くないやろー。パパが子どもの頃なんてビュンビュン滑ってたよ」といった、親の経験や他の子と比べるような言葉もNGです。
- 子どもの心理: 「私(僕)はパパじゃない」「怖いのは私の気持ちなのに、認めてもらえない」
- 結果: 自分の気持ちを否定されたと感じ、「じゃあやらない」とチャレンジ精神が芽生える前に拒否してしまう可能性が高まります。
4. 「遊具が楽しい」ではなく「パパ・ママと一緒が楽しい」が成長の原動力
子どもの挑戦意欲の始まりは、「滑り台が楽しい遊具だから」だけではありません。
- 「パパやママと一緒に遊べるから楽しい」
- 「パパやママが笑顔で喜んでくれるから嬉しい」
この「親との楽しい関わりの記憶」が、滑り台という遊具全体に対する「楽しい」という感情を作り上げます。この好ましいエピソード全てが、子どもにとって「運動は楽しい」という強い原動力になるのです。
5. まとめ:楽しい記憶が運動能力を伸ばす最大のカギ

公園は、子どもが運動神経を伸ばすための格好の場所です。
大切なのは、「楽しい体験」を記憶として積み重ねること。
「楽しいから好きになる」「好きだから自ら率先して取り組む」というポジティブなサイクルを作ることで、お子さんは運動に対して意欲的な子に成長し、結果として運動能力が自然と伸びていくでしょう。
ぜひ今日から「魔法の言葉」で、お子さんの運動への意欲を引き出してあげてください。


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